令和2年4月(卯月)の行事予定nado

三方石観世音のお手足形が展示される

 今春3月7日から若狭三方縄文博物館に於いて三方石観世音のお手足形が展示されることになりました。館内の案内文を引用して展示の様子を紹介します。

「大悲山三方石観世音は、江戸時代の昔から、手足などの身体の痛みの平癒を願う人たちの信仰を集めています。その“御手足堂”には、手足をかたどった奉納品が山のように高く積み上げられています。
 これらはすべて、観音様の功徳を信じた人々が借りて持ち帰り、病の平癒後に返したものと“願ばらし”として新たな手足形を納めることで出来たものです。患ったところに手足形を擦っていると不思議と病が回復すると、広く信じられています。現存する手足形の総数は、約6万点とされています。
 本展示では約350点の手足形の奉納品から、三方石観世音の御手足形の歴史について紹介し、地域内外に深く根付いていたその民間信仰を取り上げます。」

このような企画で6月15日まで展示が続きます。平安時代に空海和尚が岩に刻んだ片手観音像がもとになって1200年余りも続いてきた民間信仰の歴史が、このような展示によって多くの方々に知られることは大変うれしいことです。今、この展示されているお手足形が5~6月頃には「福井県指定有形民俗文化財」の指定をうける予定です。是非この機会を利用して当時の人々の生きざまにふれていただければと思います。

今回のお彼岸法要は、初めての内献法要となりました!

 今回のお彼岸の法要は、参拝者の皆様の安全を考慮して、初めて方丈様お一人でお勤めいただく内献法要となりました。そのため参拝者の皆様には、方丈様のお勤めを頂いているときに焼香をあげていただいて退出するという廻り焼香の形のご参拝になりました。今、新型コロナウイルス感染症は世界中に広がり、いつ終息するか未だわからない状況です。しかし、この状況を無視することも拒否することもできません。あるがままを受け入れてどう生きるか考えよという難題が私たちに投げかけられているかのようです。知恵を出し合ってコロナウイルスに負けないよう頑張りましょう。

4 月 の 行 事 予 定

〇 4月11日(土)・石観音清掃日
石観音委員全員で取り組む毎月の清掃日です。
〇 4月17日(金)・月次法要(つきなみ)
月次法要は、毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、ご本人の希望の願意にもとづいてご祈祷が行われます。個人で、別の日にご祈祷を希望されますと祈祷料金も高額になりますが、合同祈祷日にご希望されますと、1回3,000円でご祈祷申し込みができます。ご祈祷日当日にご出席できない方には、ご祈祷後、祈祷符や御守り・紋菓子等をその日のうちに郵送させて頂いています。もちろん、お参りは祈祷を希望していない方もご自由にできます。
〇 4月18日(土)・敦賀福寿講
昔から続いている敦賀市在住の皆さんによる福寿講の皆様のお参りの日です。
〇 4月30日(木)・月末の合同祈祷日
月末の合同祈祷日も毎月17日の月次法要と同様に、ご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっています。もちろんご祈祷を希望していない方もご自由にお参りできます。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA