令和2年8月(葉月)行事予定 nado

無事終えることができた護摩祈祷法要と大祭祈祷会

今回の十七夜・火祭りは、まだまだ厳しい状況にありますコロナ禍のため中年会の皆様による楽しい夜店の取り組みや女性の会の皆様による地元名産のいが饅頭等の販売協力などを断らざるを得ない状況で大変残念な思いでした。けれども、三方区の各組長様や役員様の御協力を得て、護摩祈祷法要も大祭の祈祷法要も実施することができてほっとしています。その取り組みのようすを写真を通してお知らせします。

【十七夜・火祭り護摩祈祷の準備】

十七夜・火祭りの1週間前に山に入り、直径7~8cmの井桁用の雑木を伐採しその日のうちに①のように組み立てて当日のための準備をしました。②③の花立ては、二日前に榊とヒサカキを準備して花立てを行いました。この花の立て方には決まりがあって白・黄・赤の順に高さと向きを違えて立てます。これには来世・現世・前世(あるいは天・地・人)などを表す意味があるようです。

①② ③

次に17日当日の準備です。まず、④のようにこの願意を表した300本ほどの護摩木を整理します。それを⑥のように祭壇に並べる準備をします。本堂は⑤のように3密にならないよう参拝者を優先してすわっていただく準備をします。外では⑦ ➇ ⑨のように提灯や天坊魔王の幟を立てて火祭りの準備です。

④ ⑤ ⑥

⑦ ➇ ⑨

【十七夜・火祭り護摩祈祷法要と護摩木のお焚き上げ】

午後7時半には写真のように護摩祈祷法要が始まります。読み上げられた護摩木は役員の手によって、井桁の場所まで運ばれてお焚き上げされます。この日は少々雨交じりのお天気でもありましたが、無事に行事を終えることができました。

【18日の石観世音大祭祈祷会の準備と法要】

翌18日は午後2時から大祭祈祷会です。午前中は本堂やお手足堂鐘撞堂、八大龍王手水舎などの幕張りが続きます。その後は本堂の内陣や祭壇の飾り付けなどすべてを午前中に終えて、大祭の祈祷法要が行われました。

昨年は一般の参拝者も含めて両日で300名余りのにぎやかさでしたが、今回は110名ほどで、子供たちが喜ぶ夜店などもなくちょっと寂しい十七夜・火祭りと大祭でした。しかし、コロナ禍のもとではありましたが地元の方の力でこうして準備万端怠りなく大切な行事を終えることができたことは大きな喜びです。心から感謝致します。

<福井県の文化財に指定された2冊の本の紹介です> 

左は県教育委員会発行の「三方石観世音の手足形等奉納品調査報告書」です。右は、石観音のお手足形の研究を長年続けてこられた神野善治氏による「手のかたち 手のちから」です。いづれも石観音販売所においてあります。手に取ってみてください。

8月 の 行 事 予 定

〇 8月1日(土)・三方石観世音清掃日
 本堂裏から登る第一、第二、第三展望台への登山コースの整備や補修を行います。
〇 8月10日(月)・石観世音歴代世話方施食会
三方石観世音歴代世話方の追悼法要を行います。
〇 8月15日(土)・臥龍院施食会
 三方石観世音の法要を行っていただく方丈様のお寺(臥龍院)の施食会であり、石観世音の代表が出席します。
〇 8月17日(月)・月次(つきなみ)法要
月次法要は、毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、ご本人の希望の願意にもとづいて内献法要という形でご祈祷が行われます。
〇 8月24日(月)・地蔵盆
三方石観世音本堂裏にお祀りしている延命地蔵と参道にお祀りしている堰止め地蔵尊の法要を行います。
831日(月)・月末の合同祈祷日
月末の合同祈祷日も毎月17日の月次法要と同様に、ご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、参拝者ご本人の希望の願意にもとづいてご祈祷が行われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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