今春、県内の句会の方々が、三方石観世音に足を運んで俳句を詠むという企画がありました。知人を通してそのときの俳句を紹介していただき、深く感銘を受けました。的外れかもしれませんが私なりに解釈してみたことを書き綴ってみたいと思います。しばらくお付き合いください。

提灯の 犇めく(ひしめく)御堂 春の雨
本堂には様々な願いが込められた提灯がところ狭しと並んでいます。ここの本堂には、だれでも気軽に入ってお参りができます。いろんな提灯を眺めていると、なかには金田正一さんや五木ひろしさん、有馬稲子さんのように有名な方の提灯も見つけることができます。外は雨です。ゆっくりとこれら一つひとつの提灯を眺めながら、それぞれの提灯に込められた願いに思いを馳せ、お参りすることもまた楽しみの一つになることでしょう。そんな気持ちにさせられました。

本尊に 繋がる巌(いわ)や あたたかし
三方石観世音の聖観音菩薩は、十メートル余りにもなる一大花崗岩に、修行中の身にあった若かりし空海が一夜で彫られたという観世音菩薩のことをいいます。この観世音菩薩を風化させないようにと江戸時代の後期に大きなお堂で囲って今日まで守り続けてきました。この「巌」には空海すなわち弘法大師の姿が重なってきます。これを守り続けてきた人々の努力と現在にまでつながる参拝者の人々の願いを伝えてくれるこの「巌」に、春のあたたかさとともに人間の繋がりという「あたたかさ」もまた伝わってくるように感じました。
さて、この句に魅かれたことが直接のきっかけというわけではありませんが、ここにお参りに来られた方々の願いや思いにふれたいという気持ちが心の片隅にありました。本堂には、「思ったことを自由に書いてください」と記した自由ノートが置いてあります。それには参拝者の少なくない方々がお参りのきっかけや願いを書いて下さっています。これまでに十年余りも以前からのノートが残っています。今後、折に触れて紹介したいという気持ちが強くなりました。

以下に8月の予定をお知らせして皆様のご参拝をお待ちしています。
〇 8月3日(金) ・石観音清掃日
(石観世音委員全員で清掃する日です。)
〇 8月10日(金) ・三方石観世音施食会
元三方石観世音委員物故者の追悼法要を行います。
〇 8月17日(金) ・月次法要
・ 月次法要は、毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっています。もちろん祈祷を希望していない方でも自由にお参りできます。
〇 8月24日(金) ・ 地蔵盆
三方石観世音本堂裏にお祀りしている延命地蔵と参道にお祀りしているせき止め地蔵尊での供養を行います。
〇 8月31日(金) ・月末の合同祈祷日です。
・合同祈祷日を毎月17日と月末の2回行っています。
※ 当石観世音では、ご祈祷希望の方はどなたでも直接またはメール・電話等で申し込むことができます。また申し込みされた場合、当日ご参拝できない方については祈祷が終わった後当方で祈祷符と御守り等を郵送させていただいています。
ご祈祷には様々な願意があります。ご祈祷申し込みの際、1回のご祈祷で複数の願意を希望することもできます。希望の方はメール・電話等等でも受け付けていますのでご連絡ください。
【ご祈祷の願意】
家内安全・家業繁栄・病気平癒・身体健全・良縁結成・心願成就・交通安全・進学結成・無病息災・厄除祈願・出産安泰

