三方石観世音 オフィシャルサイト

三方石観世音 縁起

弘法大師一夜の御作

当山は今よりおよそ千二百年前、諸国を行脚されていた弘法大師が霊験あらたかな三方の地に入山され、この地の大きな不動岩(大花崗岩)に一夜のうちに観音像を彫られましたが、夜明けを告げる鶏の鳴き声を聞き、わずかに右手首より先を残して下山されたと伝えられています。
ご本尊はこの不動岩に彫られた観世音菩薩であり、別名「片手観音」ともいわれています。そのため手足の不自由な方や諸病をかかえている方にご利益(りやく)があると伝えられ遠方からも多くの方々が参拝されています。
このご本尊は秘仏であり、三十三年に一度ご開帳が行われます。

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