令和元年8月(葉月)の行事予定nado

「十七夜・火祭り」「石観世音大祭」の二日続きの縁日、無事終える!

先日の「三方石観世音十七夜」並びに「奥の院火祭り」では、地元の組長さんたちが祭壇を造ったり、提灯の飾り付けやかがり火、護摩木お焚き上げの準備などに精を出し、中年会の皆さんたちは夜店の準備等に余念なく取りくんでくださいました。少子化の影響もあり、子どもたちを含めての大賑わいの縁日というわけにはいきませんでしたが、それでも厳かに成功裏に終えることができました。縁日が目的ではない参拝者も含めると、十七夜と大祭の両日で300人余りの方をお迎えすることができました。翌日の観音様の日の「石観世音大祭」では朝から局所的な大雨に見舞われましたが、幸いにもお参りする前とお参りが終わったあとのその時だけは雨も上がり、傘をささずに済むお天気に変わりほっとしました。これも観音様の御配慮かと思うくらいでした。

さてここで、この縁日としての「奥の院火祭り」の歴史を少し振り返ってみたいと思います。元は11月3日に行われていた「奥の院大祭」と云う行事でしたが、昭和40年度以降に「奥の院火祭り」とその名が改称され、三方区の祭礼として七月十七日晩にそれまでの護摩祈祷も含めて行われるようになったと沿革誌には記されています。

では、もともとの「奥の院大祭」はどうして行われるようになったのかについてふれてみたいと思います。きっかけは福井県の越前町厨の矢部氏という方が若い時に病魔に見舞われ医師に見放された折り、三方石観世音に参籠し一心に病気平癒祈願に入ったことだといいます。「その日より薄紙を剥ぐがごとく軽快に向い茲に二十五年、その間再三病魔や苦難に遭遇し、その都度霊験御利益を蒙り感激の餘り、更に仏縁を結ばんが為、奥の院草創を発願せられた」とあります。その後、矢部氏と石観世音の間で、「ⅰ社殿は矢部家造営 ⅱ敷地は石観音で ⅲ拝殿および拝殿の敷地は石観音で ⅳご本尊は天坊魔王を招魂する」という4項目の内容で互いに納得して現在の奥の院に社殿・拝殿を造営することになったようです。

そして、丹生郡白山村杉山の欅の根返りして十数年を経た古木を用いて社殿を造営した際に、欅材に挟まっていた黒石二つを奥の院の御霊石とし、天坊魔王の点眼を受けることとして、昭和31年11月3日に上棟式、鎮座式を、翌4日に点眼式を行い、それ以降毎年11月3日の夜間に「奥の院大祭」が催され、護摩祈祷が行われたそうです。しかし、この日は、文化の日のさまざまな催しがある事や天候不良の日が多いこと、夜間登山が一般大衆の参拝不能を招いていることなどの理由で、協議の末、「奥の院大祭」を「奥の院火祭り」と改称し、三方区の祭礼として取り組まれることが承認され、今に繋がってきているのです。

そして、当時行われていた護摩祈祷は青空講が中心だったようですが、現在の護摩祈祷は、区内の皆さんに呼びかけていることはもちろんですが、昨年からは本堂に護摩木を置いて全国の参拝者にも一年中日常的に呼び掛けて併せて護摩祈祷を行うようになっています。

時代の変遷とともに石観世音の取り組みも少しずつ変化してきていますが、様々な方に愛されてそして広がり、今日までこうして続いてきていることは、地域の方々のご協力があってのことであってすばらしいことではないかと思います。

今年参拝された方々の心のつぶやきをいくつか紹介します!

 本日は大阪市よりお礼参りに来させていただきました。親切に声をかけていただきありがとうございました。右手が動かずに生まれ、祖母が懸命に三方の観音様に願をかけてくれました。1年後満願の日に動くようになり、医師も驚いたそうです。今は、そんな事があったのかという身体で大きな病気もせず、医療の現場で働かせていただいています。病気で苦しんでいる方のお役に立てます様に観音様のお手伝いができればと思っております。ご先祖様、今は亡き両親に感謝しています。毎年1年に1回お礼参りに来させていただきました。またお参りさせてください。お参りに来られる皆様の願いが観音様に届きますように‼(大阪市 女性)
 ありがとうございます!病院で、人工カンセツを入れないと治らない…!が今では正座OK。1kmぐらい走れ(毎朝ランニング)、70歳になった今も8:30~22:30まで仕事ができるようになり、感謝・感謝です!本当に有難うございます。(岐阜県 男性)
〇 65年以上昔、おばあちゃんと一緒に年に一度お参りさせて頂いておりました。そのおばあちゃんの齢より老い、今、昔を思い出しおばあちゃんと共にお参りさせて頂く気持ちです。懐かしさいっぱいです。ありがとうございました。(京都府 女性)

8月の行事予定

〇 8月1日(木)・石観音清掃日
石観音委員全員で参道その他の清掃活動を行います。
〇 8月10日(土)・三方石観世音歴代世話方施食会
元三方石観世音委員物故者の追悼法要を行います。
〇 8月15日(木)・臥龍院施食会
三方石観世音の法要を行っていただく方丈様のお寺(臥龍院)の施食会であり、石観世音の代表が出席します。
〇 8月17日(土)・月次(つきなみ)法要
月次法要は、毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、参拝者ご本人の希望の願意にもとづいてご祈祷が行われます。もちろんご祈祷を希望していない方も自由にお参りできます。
〇 8月24日(土)・地蔵盆
三方石観世音本堂裏にお祀り(おまつり)している延命地蔵と参道にお祀りしている堰止め(せきどめ)地蔵尊の法要を行います。
〇 8月31日(土)・月末の合同祈祷日
月末の合同祈祷日も毎月17日の月次法要と同様に、ご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、参拝者ご本人の希望の願意にもとづいてご祈祷が行われます。