お手足堂


本堂横の御手足堂には返納された木彫りの手型足型がたくさん奉納されています。これは、祈願者が本堂の御宝前にお供えされている手形足型を借り受けて、「南無(なむ)大慈(だいず)大悲(だいひ)石(いし)観世音(かんぜおん)菩薩(ぼさつ)」と唱えながらさすることで病が快癒するといわれており、快癒したあと新しい手形足型を御宝前に奉納する願ばらしの習慣があります。そのときに返納された手型足型を奉納しているお堂です。その数の多さは、この石観世音が霊験あらたかな観音様として多くの方々とのご縁で結ばれている証しでもあります。

江戸時代後期からのお手足型