令和4年3月(弥生)の行事予定nado

盆梅展の準備に精出す愛好会の方々と石観世音委員たち

この冬は、例年になく何回もの大雪に見舞われ、除雪がようやく終わったかと思うとまた除雪ということの繰り返しで本当に大変です。盆梅展準備のこの時期に除雪などということは近年にはなかったことです。
この日は、朝から委員みんなで除雪に精を出して盆梅を並べる場所を確保し、軽トラで境内の中まで運び入れた盆梅を、愛好会の皆様が5~6人がかりで一鉢ひと鉢人力で指定の場所まで運び込みました。寒さの中、こうした作業は大変でした。運び終わってじっと眺める姿に“盆梅への愛”を感じました。

三方湖付近の水田などに越冬するコハクチョウたち

若狭町鳥浜・田名付近の水田に身を寄せ、餌をとる40~50羽のコハクチョウの群れを観察することができました。通常よく見るサギ類は松林などのいわゆるサギ林をねぐらにして、昼のうちは水田などでゴカイや小魚を餌としていますが、コハクチョウたちは潟や水辺などをねぐらにして、日中は水田や水辺で水草の葉や茎、水田の二番穂などを食べるそうです。
十分に栄養を蓄えると、3月ごろからユーラシア大陸北部のシベリア方面に帰り夏頃には繁殖して、10月をすぎる頃には再び日本などに飛来して越冬するのです。広大な大陸を渡るコハクチョウたちのエネルギーに改めて驚くばかりです。あとしばらく勇気あるコハクチョウたちの生活ぶりを楽しませて頂きます。

県の有形民俗文化財に指定された3500点余りのお手足形の保存作業

 石観世音では、福井県の有形民俗文化財に指定された3500点余りのお手足形を保存する作業に取りかかっています。
お手足形の「奉納品一つひとつに個性があり、造形的な魅力にあふれ、奉納者の居住地と奉納年などの墨書(ぼくしょ)があるものも多く、江戸時代の天保ころの年号も読み取れるなど、民間信仰の歴史をたどる資料としても価値のある奉納品である」ことが明らかになり、福井県の有形民俗文化財に指定されたのです。
「」内は、~神野善治氏著・暮らしの造形 「手のかたち 手のちから」の引用~

これらのお手足を将来世代の人々にも語り継ぎ、後世に残していきたいという願いを込めて保存作業に取り組んでいます。本来なら、お手足の展示場を新設して参拝される皆様方に身近に感じていただくことができればいいのですが、今のところそれだけの財源を工面できないため、その時期が来るまでの間保存できるようにと取り組んでいるところです。

3月 の 行 事 予 定

〇 3月6日(日)第1回 一斉清掃日
〇 3月10日(木)第2回 一斉清掃日
〇 3月17日(木)月次法要
 ・毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっています。もちろん祈祷を希望していない方でも自由にお参りできます。ご祈祷内容はご本人のご希望の内容となります。
〇 3月18日(金)彼岸入り(午前中 準備)
〇 3月21日(月)彼岸の中日
・春季彼岸祈祷会 
石観世音本堂にて午後2時より実施します。
〇 3月24日(木)彼岸明け(午後 片付け)
〇 3月31日(木)月末の合同祈祷
・17日の月次法要と同様、ご祈祷希望者のための月末の合同祈祷日です。

【石観世音拝観についてのお知らせ】

オミクロンコロナ感染拡大に伴い、石観世音の閉山を2月4日~3月6日まで再延期します。ご了承下さいますようよろしくお願い致します。(2月21日現在)
盆梅展は今のところ3月中旬過ぎまでを予定しています。

 

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