令和2年12月(師走)の行事予定nado

11月3日に聖徳太子尊法要を行いました

 聖徳太子尊法要は、石観世音展望所への登山者の安全を祈願して例年この日に行われる法要です。今年はコロナ禍にあってもこの時期の登山者が多かったように思います。第三展望所までおよそ2kmほどです。元気な方なら往復2時間ほどで登山を楽しめます。展望所から眺める三方五湖はまた格別です。

太子堂の中の聖徳太子尊の表情はとても穏やかです。

 展望所までの登山道開発はどのようにして!

 聖徳太子堂はもともと登山者の安全を願い、また若狭湾を臨む景観の美しさにふれていただくことを願って当地に遷座されています。石観音沿革史には次のように記されています。「若狭湾が国定公園に指定されたのを機として、三方中年会が労力を奉仕して裏山に第一・第二・第三の展望所を開発・整地、従来の参道を拡張徒歩道路にされて以来登山鑑賞する人が増加した。」

このことがきっかけとなり、太子堂は一度は昭和30年に第二展望所に移され、昭和52年に再び現在の場所に遷座されたことは以前にも触れました。今回はこうした登山道の整備や太子堂の遷座の裏方を担った地元の人々の姿を簡単に紹介します。

上記の三方中年会とは、「太平洋戦終戦の後、三方区内の三十五歳より五十歳の男子により、区内の諸事業推進のため捨石たらんと結成された奉仕団」です。先の登山道の「第一展望所迄の道路開発は昭和14年春、区総出により出来たものであるが、戦後これを中年会が延長して第二・第三の展望所まで開発し、第二展望所には休憩亭や腰掛け等を設置せられたが、今は腐朽して取り除かれた」ということです。そして近年まで「この道路や展望所は、三方中年会に於いて毎年草苅り、道伐り(きり)、手直し等行って」来ました。

福井県においてもこの「展望所道路は50年度に道幅の整理や補足などして、新庄(美浜町)の屏風瀑(たき)経由新庄迄開発し、徒歩道の案内票も石観音参道と本堂裏の二か所に建設された」とあります。(「」内は石観音沿革史より)

石観世音委員総出で雪囲い等に汗を流す

 11月14日には委員総出で冬支度に精を出し、いい汗を流しました。この2年程、雪はほとんど積もらず、冬も参拝者が相当ありました。今年度はどうなるかわかりませんが、参道の融雪対策や除雪の対策などもこの後進めていきます。安全に気持ちよく参拝していただくための準備に力が入ります。

本堂前の凍結防止の融雪パイプ設置と観音霊水堂付近の草刈りやロープ張りです。

12月 の 行 事 予 定

お知らせ・・・三方石観世音の拝観時間は今後年間を通して午前8時から午後4時となります。ご了承くださいますよう宜しくお願い致します。

〇 12月1日(火)・三方石観音清掃日
〇 12月17日(木)・月次
(つきなみ)法要
 月次法要は、毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、ご本人の希望の願意にもとづいてご祈祷が行われます。もちろんご祈祷を希望されていない方も自由にお参りいただけます。
〇 12月23日(水)・松伐り・お花取り
〇 12月26日(土)・花立て
〇 12月28日(月)・合同祈祷日・年末清掃・正月飾り
 この日は、毎月の月次法要と同様に、ご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっており、参拝者ご本人の希望の願意にもとづいてご祈祷が行われます。
〇 12月31日(木)・大晦日年越し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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