令和3年12月(師走)の行事予定nado

40トンの水量をたくわえられる大型水槽が設置される!

 古来のお手足形が重要文化財に指定されたことで県の補助を受けて40トンの水を貯えることのできる防火水槽が境内に設置されました。これまでは消火栓はありましたが十分な状態ではありませんでした。目の前に観音川はありますが水量がいつでも十分とは言えません。こうして大型の防火水槽が設置されたことは安心・安全の面で本当に喜ばしいことです。

 この後この境内のすみに物置小屋が設置され、そこに三方区が使用していたポンプ車も配置されて初期消火に役立てられる予定になっています。

明治二十八年一月の本堂一宇の大火災!

 実は当石観世音は過去に一度本堂が全焼しているのです。今から120年余り前の明治28年のことです。当時のことを石観世音沿革(巻一)より引用してみます。

「明治二十八年一月八日午後九時ころに至り、本堂一宇(全体)火災に罹り焼失せり。その原因たるや全く不明にして、あるいは乞食(こつじき)等の雪垣内に於いて寒気に耐え兼ね焚き火せしものにあらざるやの噂(うわさ)ありしも怪しきものの下りしをも見受けず、勿論(もちろん)上は雪積り登り得ざりしなり。
回顧すれば
(振り返ってみれば)隣道大和尚、文化十年(1813年)本堂を建立(こんりゅう)せられてより83年間を存せしに(たっているのに)あたら(もったいないことに)一朝の(ある朝の)空煙に帰し去りしは最も惜しむべきことこそ。
然るに
(しかるに)ここに最も不思議なるは、かかる大火にも御尊体(ごそんたい)は何らの御障り(おさわり)も無く、真に(まことに)感ずるに餘りあり。翌早朝、仮厨子(かりずし)を造りて安置し、その後すぐに仮堂の設計をなせり。」

この後大過なく今日に至っています。一千二百年もの歴史ある弘法大師様の片手観音(聖観世音菩薩)様に癒されてきた石観世音です。気を引き締めて守っていきたいと考えています。

美浜東小学校高学年児童が展望台登山を楽しむ!

10月28日当日はお天気もよく30名ほどの児童と引率の先生方が石観音展望台登山で三方五湖の景観を満喫し、下山してからはお楽しみの昼食を仲間と楽しんで有意義な一日を過ごしました。

一斉奉仕作業に精出す委員たち!

翌日の聖徳太子祭法要前の環境整備や積雪の時の参道の融雪水を調節するために必要な土嚢を作る作業などに精を出し、冬到来に備えました。

気持ちよく聖徳太子祭法要が実施される

前日の一斉清掃の甲斐あってきれいな環境のなか気持ちよく太子祭法要が出来ました。この聖徳太子堂は、登山者の安全を願うとともに若狭湾を臨む景観の美しさにふれていただくことを願って遷座されています。一度は昭和30年に第2展望所に移された経緯はありますが、昭和52年に現在の場所に遷座され今日に至っています。

12 月 の 行 事 予 定

〇 12月9日(木)・一斉清掃日
〇 12月17日(金)・月次法要
 ・毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっています。もちろん祈祷を希望していない方でも自由にお参りできます。ご祈祷内容はご本人のご希望の内容となります。
〇 12月26日(日)・松切り・花取り・花立て
〇 12月28日(火)・合同祈祷・年末清掃・正月飾り
 ・12月の合同祈祷は、新年を迎える準備のために、月末ではなく28日にご祈祷希望者のための合同祈祷を行います。
〇 12月31日(金)・大晦日・年越し
〇 1月1日(土)元旦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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