令和4年9月(長月)の行事予定nado

8月10日に歴代世話方様の施食会が無事行われました!

三方石観世音は、江戸時代(1812~13年)に石観世音の本堂が建立されてから今日までの200年余りの間、120名を超える地元の歴代の世話方様に護られてきました。
平安時代の初め西暦800年頃、風光明媚なこの地を弘法大師(空海)が旅されたときのこととして「三方石観世音の手足形等奉納品調査報告書(令和2年発行)」の序文に次のような一文が記されています。

「雲谷山山麓に宿られ山林が奥深く水がきれいなことを愛され、観音川(大谷川)沿いの大花崗岩に一夜のうちに観音菩薩を彫って多くの人々を苦しみや悩みから救おうとされたのでありますが、完成まじかに夜明けを告げる鶏の鳴き声を聞き右手首から先を残して下山されて次の地へ旅立たれました。このことから別名“片手観音”とも呼ばれ手足の病や諸病にご利益があると多くの方々から信仰されています。」
“片手観音”すなわち若き空海和尚が彫られた摩崖仏(まがいぶつ)の聖観世音菩薩の歴史は、この時から1200年余りにもなり現在に引き継がれているのです。しかし、1812年に本堂が建設されるまでは、「粗末な小さな板囲いの祠で山仕事の樵(きこり)たちが花を供えるくらいだった」そうで、本堂が建設されて以来多くの世話方の皆様の力で今日につながっているというわけです。この世話方様方の施食会が8月10日に無事行われました。今後とも皆様のお力添えをよろしくお願い致します。~「」内は当時の石観世音委員長による~

せき止め地蔵尊・延命地蔵尊の法要

せき止め地蔵尊は、当初は病気の咳を止める“咳止め”と考えられていました。最近になって流水の制御施設としての治水を含めた“堰止め”という説が出てきたのですが、「せき止め地蔵尊」を明確に説明する資料は今のところ見つけられてはいません。
ただ、「三方石観世音歴史散歩1」(「」内は、元石観世音世話方の市野光雄氏)によれば、「せき止め地蔵尊は、三方区内の信者により管理せられ、洗心園の麓にあった。その後管理方の申し出により、昭和36年9月17日に現在地に祭祀せられた」とありますが、石碑にも“せき止め地蔵”となっていて、“せき止め”の意味はやはり明らかではありません。
延命地蔵尊は、様々な地域にあって祭られているそうです。おそらくは、普通一般の方が現在のように病気になった場合すぐに病院で診ていただける状況にない時代はこうしたお地蔵さんに頼ることが多かったということでしょう。三方石観世音のお手足形のような役割を担っていたのかと思います。

参拝者の一言紹介(2022年6月~8月の参拝自由ノートより)

 家族健康と○○の左足が治りますように!お願いします。(京都府 ご家族)
〇 ○○の右ヒザが28年前にケガから平癒して頂きありがとうございました。今度右足首のケガ平癒を願い、お参りしました。どうか普通に歩けるよう願います。家内安全!病気平癒!(大阪府 ご家族)
 母がお世話になりました。ありがとうございました。家族、健康にすごせますように!(兵庫県 男性)
〇 ○○の左のひざのケガが早くなおります様!(福井県 ご家族)
〇 左肩、右ひじ、左ひざ、左足が治りますように・・・!(滋賀県 ご家族)
〇 左腕の回復お願いします。コロナの終息もお願いします。(愛知県の方)
〇 お参りさせて頂きありがとうございます。今年はご縁も頂き4回目のお参り日となり喜んでいます。家族が健康に過ごさせて頂けます様にお願い致します。(滋賀県 女性)

9 月 の 行 事 予 定

〇 9月7日(水)・一斉清掃日
〇 9月16日(金)・花とり
〇 9月17日(土)・月次
(つきなみ)法要
・毎月17日に行うご祈祷希望者のための合同祈祷の日になっています。もちろん祈祷  を希望していない方でも自由にお参りできます。ご祈祷内容はご本人のご希望の内容となります。
〇 9月18日(日)・花立て
〇 9月20日(火)・彼岸入り
幕張等お彼岸の法要の準備を午前8時より行います。
〇 9月23日(金)・彼岸の中日 秋季彼岸法要並びに永代祈祷法要
午後2時より本堂にて秋季彼岸法要並びに永代祈祷法要が行われます。
〇 9月26日(月)・彼岸明け
お彼岸の片付けを午後1時より行います。
 9月30日(金)・月末の合同祈祷
・17日の月次法要と同様、ご祈祷希望者のための月末の合同祈祷日です。

 

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