令和5年3月(弥生)の行事予定nado

節分の厄払い・歳祝いの特別祈祷

 1月下旬に降り積もった雪が2月3日にはまだ20㎝ほども残っていました。この日は、1月末日の合同祈祷と節分の日で厄払い・歳祝いの特別祈祷法要の日でしたが、参道は観音川の水を利用した融雪用のパイプで凍ることなく安心して参拝することが出来ました。
節分は、各季節の始まりの日(立春立夏立秋立冬)の前日のことですが、江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多くなり現在につながっているそうです。また、二十四節気において立春は新年の始まりで、現在でいえば節分は大みそかのような日ともいえます。ですから節分とは、一般的に邪気を払い、無病息災を願う行事といわれており、「鬼を追い払って新年を迎える、立春の前日の行事」だともいわれているのでしょう。

この節分の日に、邪気を払い無病息災を願う多くの方々がお参りされました。当日の祈祷希望者は、1月の合同祈祷の希望者が6人、節分の特別祈祷の希望者が23人とたくさんのご希望がありました。そして33名もの多くの方々にご参拝いただきました。本当にありがとうございました。
立春を迎えていよいよ春めく季節になりましたが、この三方の水田で12月頃より餌を求めて過ごしてきたコハクチョウたちも遠いシベリヤ方面に旅立つ日が迫ってきています。今はその体力づくりに懸命で、せっせと餌をとりその準備に余念がなさそうです。

稲荷神社講祈祷法要

上記写真の稲荷社は石観音沿革史(巻二)によれば、三方区宇野弥助氏の外孫にあたる大藪区の森留吉氏が京都に出て事業に成功された後、出身地の三方に帰り妙法の滝の下手にあった長兄の森卯之助氏の持ち家(元石崎利右ヱ門氏老夫妻の隠居所とのこと)に住まわれたとあります。森留吉氏は信仰の厚かった方で伏見稲荷神社を妙法の滝と住居との間の山手に祭祀すべく発願されたとあります。
当時、京都市役所に勤務されていた三方出身の石崎孫助氏は森氏とは知己の関係であったということですが、満期退職後郷里に帰郷して、ご夫婦で住み込みで石観音の世話方をされていたそうです。そうした関係もあって伏見稲荷大社より玉水・玉崎・玉鶴の稲荷を勧招祭祀することとなったそうです。
ただ、昭和40年に台風に伴う大水害でご神霊、社殿共に流されてしまったので、社殿は北前川の青池久右エ門氏より新調ご寄進を受け、昭和41年に五井八之助氏が伏見稲荷大社へ参拝し、ご神霊を拝戴して昭和42年に社殿に収めて現在に至っているということです。今現在はこの稲荷社もその横に流れている妙法の滝付近もきれいになって、鶏鳴石(けいめいせき)とともに一般の参拝者も好んでお参りする姿が見受けられます。

盆梅展の準備に精を出す

三方盆梅愛好会の皆さんが、毎年この時期の各地の盆梅展のために常日頃から世話してこられた盆梅を様々な展示場に運び、地元の方や観光で訪れる方々の目を楽しませてくださっています。この三方石観世音もお世話になっている展示場の一つです。ありがたいことです。

石観世音の展示場では、2月21日(火)から3月21日(火)までの予定で盆梅展を開催致します。この期間は無休で、午前8時から午後4時まで無料で見学できます。多くの皆様の上山をお待ちしています。

参拝者の一言紹介(2022年12月の参拝自由ノートより)

〇 右腕をお治しくださいませ。(滋賀県 ご夫婦)
 感謝のおまいりさせていただきました。ありがとうございます。(滋賀県 男性)
 今年もありがとうございました。(大阪市 ご夫婦)

3 月 の 行 事 予 定

〇 3月4日(土)・三方石観世音委員会・雪囲い撤去作業
〇 3月17日(金)・月次(つきなみ)法要
 毎月17日のご祈祷希望者のための合同祈祷の日に行われます。もちろんご祈祷を希望されていない方でも自由にお参りできます。ご祈祷内容はご本人のご希望の内容となります。
〇 3月18日(土)・彼岸入り 幕張作業
〇 3月21日(火)・彼岸の中日 春季彼岸祈祷会
午後2時より皆様のご健康とご繁栄を願って彼岸法要を行います。
〇 3月22日(水)・盆梅展撤去作業
〇 3月24日(金)・彼岸明け 片付け作業
 3月31日(金)・月末の合同祈祷
 17日の月次法要と同様、ご祈祷希望者のための月末の合同祈祷として執り行われます。

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