令和5年7月(文月)の行事予定nado

若狭町三方地域藤井、相田辺りの田で餌を求めたり、空を飛ぶ数羽のコウノトリ

石観世音御開帳の日まであと3年ほどに近づく!!

 当石観世音は、弘法大師が花崗岩の大岩に観音像を刻まれましてから1,200年余りの歴史を持ち、県内はもとより滋賀県をはじめ各方面の多くの方々より“石観音さん”、または“片手観音さん”と称され、手・肩・足・腰等の病にご利益のある観音様としてご信仰され、現在も年間に述べ2万人ほどの方が参拝に来られます。
この観音像を護持するために、江戸時代後期の文化年間に臥龍院第24世の春山隣道和尚が村人とともに本堂を建てられ、明治28年に一度は回禄にあったもののその後復興して現在に至っています。この間200年余り地元が中心になって石観世音護持に努めてこられたことは驚嘆に値します。それだけに三方区の大切な観音様であります。
ただ、この観音様は秘仏ですので、ふだんは厨子の扉を閉じ、前立ちの観世音菩薩を拝んでいただいておりますがが、33年に一回、御開帳の機会を設けて参詣の方々に拝んでいただく習わしになっております。前回の御開帳が平成5年(1993年)でありましたから、次回は3年後の令和8年(2026年)となります。まだ3年先とはいえ、御開帳のための具体的な準備が急がれています。

正観世音菩薩様が刻まれた花崗岩の大岩と本堂の中の前立ちの観世音菩薩様

これまでの石観世音の御開帳の歴史を振り返る

令和8年(2026年)に実施される三方石観世音の御開帳に関わる経過については以前にも触れましたが、ここでもう一度触れてみたいと思います。

御開帳の経緯(「」内は石観世音沿革 巻一・巻二より)

〇 文化9年(1812年)石観世音本堂の建築
別当(兼職で別にその職を担当したの意味)臥龍院24世春山隣道大和尚本堂建築の計画を成し、各地信者の寄附を仰ぎ、翌10年堂宇(お堂)建立落成し、上棟式を挙行せられたり。口授し曰く(直接話して伝えるには)、以前はただ板囲いのはなはだ粗末なる辻地蔵様の堂宇なりと。
〇 安政7年(1860年)最初の御開帳
 最初の御開帳に関しては次のような二つの説が記録されている。
「当山石観世音略縁起」の末尾に「安政七庚申壬三月二日より六日までの御開帳のときにこれを記す」とあり、安政7年3月は西暦では1860年となる。
また、石観世音沿革の巻二では、「〝洗心語録〟に〝和尚出家得度前年御開帳縁起朗読〟とあり、〝老師(玄機和尚)の出家得度は文久二年七歳〟」とあることから石観世音の最初の御開帳は文久元年(1861年)と推察される。」と述べている。
ここでは、石観世音略縁起を重視して安政7年を最初の御開帳としておきたい。
〇 明治27年(1894年)
正当三十三年の御開帳
 明治二十五年一週間の御開帳を成せしに参詣人の多きこと山のごとくはなはだ賑やかなりし。同二十七年一週間の御開帳を成す。(巻一)
明治二十五年一週間の御開帳で大賑わい 三石橋竣工と正当三十三年を兼ねての明治二十七年一週間の開帳。(巻二)
ここでも2回の御開帳が記されているが、〝正当〟とあるほうの(巻二)を選ぶ
 昭和2年(1927年)正当三十三年の御開帳
 昭和二年三月十九日より九日間開帳。正当三十三年
宇野玄機老師は臥龍院上野舜頴師氏の宗務差し支えのため導師代行せらる。
〇 昭和23年(1948年)
 昭和二十三年三月十八日より一週間。再鋳梵鐘 撞初式(つりぞめ式)
〇 昭和30年(1955年)
  昭和三十年四月十四日より一週間。客殿再建 上棟式(棟上げの式)。
〇 昭和35年(1960年)正当三十三年の御開帳
  昭和三十五年四月十七日より一週間。正当三十三年
〇 昭和46年(1971年)
  昭和四十六年十月十四日より一週間。水害復興報恩御開扉法要。
〇 平成5年(1993年)正当三十三年の御開帳
  平成5年10月14日(木)より20日。正当御開帳
〇 令和8年(2026年)
  令和8年10月に正当三十三年の御開帳を予定しています。

参拝者の一言紹介(2023年3月~5月の参拝自由ノートより)

 母の思い出にお参りを。自分のことにも。(福井県 男性)
 山の香り 紅梅の香り 日本晴れ(福井県 男性)
 ありがとうございます。(福井県 女性)
 満願成就のため努力いたします。(京都府 男性)
 手術から5年経過、良好です。これからも楽しく 自転車乗れますように!(福井県)
 ありがたいことです。(東京都 ご夫婦)
 母の足が現状維持できますように!(京都府 女性)
 手術後の経過は順調です。ありがとうございます。(福井県 男性)
 昭和の時代は良かったです。昭和の心にもどりますよう。(福井県 男性)
 左足治りますように!ダンスおどれますように!(京都府 女性)
 お礼参りに来ました。(大阪府 女性)
 皆が健康でいれますように!(滋賀県 ご家族)
 ○○の身体が元の様に動きますようお願いいたします。(京都府 ご家族)

7 月 の 行 事 予 定

〇 7月2日(日)・石観世音奉仕作業(三方区民総出)
〇 7月12日(水)・石観世音委員全員作業
日(清掃及び花取り)
〇 7月15日(土)・花立て
〇 7月17日(月)・月次(つきなみ)法要 石観世音十七夜火祭り
・月次
(つきなみ)法要 毎月17日のご祈祷希望者のための合同祈祷として執り行われ   ます。もちろんご祈祷を希望されていない方でも自由にお参りできます。ご祈祷内容はご本人のご希望の内容となります。
石観世音十七夜火祭り 翌日の石観世音大祭の前夜祭並びに護摩祈祷を行います。
〇 7月18日(火)・石観世音大祭
〇 7月19日(水)・上智大学 仏教と健康法調査
〇 7月30日(日)・
区民総出の社会奉仕作業
 7月31日(月)・月末の合同祈祷
 17日の月次法要と同様、ご祈祷希望者の月末の合同祈祷として執り行われます。

 

 

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